【はじめに】

近年、都市計画分野では、Walkable Neighborhoodという概念が注目されている。これを直訳すると「歩ける街」となるが、ニュアンス的には「歩いて暮らせる街」といった方が近い。歩く行為は街と住民に様々なメリットを齎すことから、歩くことを促進するまちづくりが見直されている。例えば、欧州の主要都市では都心の歩行者ゾーンを拡大すると共に町なか居住の促進・公共交通の充実に取り組んでいる。

歩く行為は景観にも良い影響を及ぼす。本発表では歩いて暮らせる街「長崎」の景観の魅力を「歩く」というキーワードから論じる。

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